■中国籍の2人が低体温症の疑い
26日、北アルプス白馬岳に向け登山をしていた中国籍の男女2人が体調不良により行動不能となり、翌27日、救助されました。
遭難したのは、いずれも中国籍で65歳の男性と64歳の女性です。
警察によりますと、2人は25日、4人パーティで猿倉から入山し、26日、白馬鑓温泉から白馬岳に向け登山中、体調不良により行動不能となりました。
同行者が「2人が動けなくなった」と近くの山小屋に救助を求め、長野県山岳遭難防止常駐隊員から午後2時頃、大町警察署に通報がありました。
常駐隊員と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊が出動し、午後2時半ごろ、2人を付近の山小屋に収容しました。
警察によりますと、山小屋に着いたときは、2人は震えて会話ができない状態で、低体温症の疑いがみられましたが、その後、会話ができるまで快復し、27日、長野県山岳遭難防止常駐隊員が同行下山し、午後3時前に救助したということです。
■58歳男性が縦走中に滑落
北アルプス白馬岳から白馬鑓温泉へと縦走していた男性が足を滑らせて滑落し、ヘリコプターで救助されました。
遭難したのは、千葉県松戸市の58歳の男性です。
警察によりますと、男性は26日、友人と2人で白馬岳から白馬鑓温泉へ縦走中、標高約2200メートルのところで、スリップして滑落しました。
男性は付近の山小屋まで移動しましたが、自力で下山するのが困難なことから、警察に救助を求めました。
27日朝、長野県警のヘリコプターで出動し、男性を救助して、大町市内の病院に搬送しました。男性は左足をけがしたということです。
男性は友人と2人で25日から2泊3日の予定で猿倉から白馬岳に入山していました。
■61歳女性「鎖場で転倒し負傷した」
北アルプス白馬岳へ向けて登山をしていた女性が転倒し、けがをして、救助されました。
遭難したのは、栃木県佐野市の61歳の女性です。
警察によりますと、女性は26日、9人パーティのツアーで白馬岳へ向けて登山中、標高約2300メートルの白馬鑓温泉付近でスリップして転倒しました。
午後1時ごろ、ツアーの添乗員から「女性が鎖場で転倒し、右手を負傷した」と110番に通報がありました。
添乗員が女性に付き添い、付近の山小屋まで移動しましたが、自力で下山することが困難とみて、救助を求めたということです。
27日朝、長野県警のヘリコプターが出動して、女性を救助し、大町市内の病院に搬送しました。女性は右の手首をけがしているということです。
女性は2泊3日の予定のツアーに参加し、9人パーティで25日に猿倉から白馬鑓ヶ岳に入山していました。
■県警「天気予報の確認を」
7月26日(日)、北アルプスでは悪天候の影響で6件の遭難が相次ぎ、1人が心肺停止とみられます。また、落雷によるけが、低体温症の疑い、スリップによる滑落などで登山者が救助されました。
長野県警は「事前に天気予報を確認するなど情報収集をしっかり行い、悪天候が予想される場合は登山を控えてほしい」と注意を呼びかけている。

