■あだ名は「いっちゃん」

「いっちゃん」と呼ばれ笑顔を見せる高橋市子さん
店の周辺は住宅街。近くに大きな公園はあるものの、駄菓子店や商店などはなく、子どもたちが集まれる場所は多くありません。
小学生:
「引き分け!やった!引き分けだからもう一個もらうね」
店の評判は口コミで広がり、オープン1週間で店の中は子どもたちの楽しげな声が響くようになりました。
高橋市子さん:
「私の名前何?と言うから高橋市子ですって言ったら“いっちゃん”でいいって(笑)。こんなおばあちゃんのこと“いっちゃん”だって」
すでに「あだ名」もつけられ、子どもたちとも仲良くなっています。
6年生:
「おまけしてくれたり優しいし、面白いです。友達とたまり場になれるし、お茶ができて楽しい」
「駄菓子とかがおいしくて、暑い時も遊べるのがうれしい」
■大人も懐かしむ憩いの場

子どもたちとも仲良しの高橋さん
店の真ん中にはテーブルと椅子を置き、宿題をやったりゲームで遊んだりするスペースにしました。子どもにとっては、友達と楽しむ場所に―。
大人は、小さい頃を懐かしむ場になっています。
保護者:
「私も小さい頃は小学校の近くに駄菓子屋あって行ったりしたので、こういう所があると、ゆとりになるというか、大変いいと思う」
「すぐなじめそうな感じのお店で、店のお母さんもとても温かい感じで常連になりそう」
「これだけウェルカムな感じで子どもたちを迎えてくれるので、そこにいるならという安心感は、親として持てるかなと思います」
■店は自身の「生きがい」に

子どもと話す高橋市子さん
2年前に夫に先立たれた高橋さん。店は「生きがい」につながっています。
高橋市子さん:
「さみしいですよね。1人で夜になり天井見たりすると、話す人もいないし、そんな私の癒やしの場でもあります。かっこいいことは言えない、自分のためです」
お茶を飲むのは無料。保育士の経験を生かし、子育ての悩み相談などにも応じます。運営資金は利用者の善意の寄付に頼っていて、寄付が集まれば、子ども向けのイベントなども企画したいとしています。
大人も子どもも、誰でも気軽に立ち寄れる憩いの場に―。営業は当面、水曜日と土日の週3日。午前10時から午後6時まで、オープンしています。
Yummy・高橋市子さん:
「よその家に行ってお茶を飲むというと気遣いもするだろうから、そういう場所にしていただければ、ここを。気楽に利用してもらって、みんなが喜ぶ顔を見られたらいいかなと思っています」

