YouTube X Instagram

長野・松本市の「楽団ケ・セラ」 障害のある団員が演奏を通して自立を目指そうと結成24年 20人が「仕事」として練習に励む 定期演奏会では11曲が初挑戦

■スタッフが工夫して指導

丸山ゆずきさん

一方、ベースの弟子・ゆずきさんにも見せ場があります。

♪「ケセラセラ」/Mrs.GREEN APPLE

楽団にちなんだ新曲のボーカルに挑戦。

ベース・ボーカル・丸山ゆずきさん(25):
「ファルセット(裏声)をキープしながら、がんばりたい」

大好きなテーマパークに行くために、貯金も頑張っています。

ベース・ボーカル・丸山ゆずきさん(25):
「(テーマパークが)好きなので、行くためにお金を貯めているので、毎日。今年はちょっとは行けないな」

ドラム・下垣駿さん(右)

障害の特性などに応じて、スタッフがパートや楽譜をアレンジし、工夫して指導しています。

集中力が高く物覚えの早いマリンバの鈴木克将さん(23)は、主旋律を引き立てる複雑なオブリガード(助奏)の演奏で曲を盛り上げます。

♪「地上の星」

マリンバ・鈴木克将さん(23):
「すごく難しい楽譜を渡されますが、パシっと決まると気持ちがいいです。マリンバがたのしいでーす!」

♪「ロッキーのテーマ」

ロッキーのテーマは楽団にとって定番ソング。

ドラム歴23年の下垣駿さん(33)が重厚なサウンドで支えます。

ドラム・下垣駿さん(33):
「ロッキーのテーマは、お母さんがどうしても聞きたい」

■個性豊かな進行に注目

キーボード・山下水緒さん(左)、大谷あきほさん(中)

2026年はメンバー全員が司会にも挑戦します。

キーボード・下平真子さん(21):
「クラシック音楽が大好きです。特にブラームスのシンフォニーがお気に入りです」「次の曲はYMCAです」

キーボード・山下水緒さん(42):
「私はラブライブが大好きで、いつもこんな声ですが、これでも一応、42歳であります。次の曲は『糸』よ」

自己紹介も踏まえた個性豊かな進行にも注目です。さらに楽器だけでなく、ダンスも披露します。手話も交えて、観客を飽きさせません。

大谷あきほさん(24):
「「前でやるので、お客さん全員と一緒にやりたい気持ちです」

橋本千恵子さん(32):
「手話もやるので、いろいろやっています。(観客が)喜ぶようにアピールしたいです

■「お客さん全員が笑顔に」

「楽団ケ・セラ」

定期演奏会は16曲中11曲が初挑戦。2026年度の活動の軸になる重要な機会です。

ギター・小沢佳典さん(23):
「いい演奏をつくり上げる、みんなで協力するっていう感じで。お客さん全員が笑顔になれるような演奏をしたいです」

楽団ケ・セラ音楽主任・岩崎純子さん:
「メンバーがまず音楽が好きであるということは大きいと思います。音楽なので一緒に始まって一緒に終わらなきゃいけないですよね。それは彼らにとってはすごく大変なこと。私たち以上にやっぱり絆を感じているんじゃないかな」

24年の歴史と挑戦を重ねる「楽団ケ・セラ」。定期演奏会を皮切りに、2026年も新境地を切り開きます。

  • facebook
  • twitter
  • LINE
長野放送ニュース

最新記事はこちら

こちらもおすすめ

記事一覧へ