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「明るい不登校もいます」字をうまく書けない困難を抱え不登校になった13歳の中学生 苦悩を救ったカメラと諏訪湖の野鳥 「人生変わりますよ」と語る少年が初めての「写真展」で伝えたかったこと

■個性に合わせた学び

我歩さんに個人授業を行う信州本〇塾・牧野直樹さん(右)

今も毎日の登校が難しい我歩さん。中学進学を控えた頃から下諏訪町の学習支援拠点「信州本〇塾」に通い始めました。

元教員の牧野直樹さん(45)が、週に1度、我歩さんにあった学習方法で個人授業を行います。

信州本〇塾・牧野直樹さん:
「きょうは先に理科のワークをやりましょう。風化って何?」

横川我歩さん:
「風化は岩石が崩れていく感じ」

信州本〇塾・牧野直樹さん:
「浸食とは?」

横川我歩さん:
「削られる」

使うのは普通の問題集ですが、文字は書き入れません。先生の問いかけに、我歩さんが口頭で答えて知識を整理していきます。

横川我歩さん:
「風化、浸食、運搬」

信州本〇塾・牧野直樹さん:
「正解」

信州本〇塾・牧野直樹さん:
「我歩さんの特徴は、一度おぼえたら忘れにくい。こうやって学びを重ねていきます。学校だと5時間かけてやる勉強を今、10分でやりました」

横川我歩さん:
「ここで予習したことを学校で確認したり」

そんな中、牧野さんが目にした我歩さんの写真―。

信州本〇塾・牧野直樹さん:
「『たくさんの人に見てもらったらいいよ』と言ったら、『大したことないですから』って。“人の目が怖い”ということで、ふたをするのはもったいないと思って」

SNSに投稿すると、たくさんの「いいね」が―。

我歩さんは背中を押されて写真展の開催を決意。自ら個人や企業に協賛金も募りました。

伝えたいメッセージがあります。

横川我歩さん:
「不登校全員が暗いってわけではないことを伝えたい。明るい不登校もいますよと伝えたい。好きなことができるっていいです。人生変わりますよ、結構」

■1日限りの写真展に70人以上

我歩さんが撮影したカワセミ

塾を会場にした1日限りの写真展には70人以上が訪れました。

鮮やかな青のカワセミは1週間かけて餌場を特定。おばあちゃんも一緒に歩きました。

撮影に同行した祖母:
「一緒に諏訪湖まで行って、いい写真撮れていてびっくりしました」

横川我歩さん:
「カワセミ、これメスだよ」

来場者:
「どこで見分けるの?」

横川我歩さん:
「くちばしの下が、赤いか黒いか」

来場者:
「こんなきれいな鳥が諏訪湖にいるなんて思わなかった」

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長野放送ニュース

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