
長野市内のガソリンスダンド
暫定税率の年内廃止に向け、政府は11月13日からガソリンの補助金を5円ずつ段階的に引き上げます。長野市内のガソリンスタンドでは早速、5円の値下げをしたところもあり、利用者からは安堵や期待の声が聞かれました。
長野市内のガソリンスダンド。11月13日朝、店頭表示価格を変える作業が行われました。
(記者リポート)
「こちらのガソリンスタンドでは11月12日より5円安い価格が表示されています」
レギュラー1リットルの価格は、11月12日より5円安い171円に。理由は、政府の補助金の拡充です。
先週、与野党6党で合意したガソリン税の暫定税率の年内廃止。1リットルあたり25.1円が年内で廃止されます。
価格が大きく変わり、客が殺到するなど流通の混乱を防ぐため、政府は元売り各社に出している1リットルあたり10円の補助金を段階的に拡充し、ガソリン価格の引き下げを図ります。
11月13日は5円引き上げ、今後、2週間ごとに5円ずつ引き上げる予定で、12月11日には補助額が25.1円となり、暫定税率を廃止した際の水準になります。
こちらのスタンドでは、補助金の引き上げに合わせて、11月13日から値下げを行いました。
ENEOS相馬商事セルフ若槻店・前川良介所長:
「消費者がリアルタイムで感じられる、意識が高く思っていると思うので、(きょう)5円程度下げた。抱えている在庫もあるが、在庫を調整しながら(対応する)」
利用者:
「びっくりしました。助かります。高いと節約して入れていたので少し安心して入れられる、冬になるのでありがたい。同じ金額でも少し浮いた分だけ子どもにかけてあげられる」
値下げを狙ってきたという人もいました。
利用者:
「(値下げを)待ってました。下がってました、うれしかったです。それでもパン1個買えるくらい(下がった)結構、車で走るので、安くなるのはうれしい」
ENEOS相馬商事セルフ若槻店・前川良介所長:
「目に見えて金額が下がっていくことを感じられると思うでので、少しでも皆さんの交通の足の負担が減れば」
在庫の状況によって、14日以降に値下げをするスタンドもあり、補助金の効果は徐々に価格に反映されます。

