
大カエデ
池田町の大峰高原に凛と立つ大カエデ。赤や黄色、オレンジなど場所によって色付きが異なることから「七色大カエデ」と呼ばれています。
10月23日の朝は、バックに雲海も広がっていました。
大カエデは戦後、この地を開墾しようとした開拓団が見つけ、以来、大切に守られてきました。
高さ約13m、樹齢250年超。2025年は例年より2週間ほど早く10月初めに色づき始め、その後は止まっていましたが、このところの冷え込みもあり、ようやく見頃を迎えました。
愛知から:
「色とりどり全部入って、青空バックで最高です。本当にいい日に来ました。本当に七色ですね。幹の白いのもすてき、感激です。さすが七色大カエデ。全部赤色になるわけでもなくて不思議」
七色大カエデの紅葉は11月上旬まで楽しめそうだということです。

横谷渓谷(提供:スワスト)
茅野市の市街地の向こうに南アルプスも。蓼科中央高原の横谷渓谷です。山肌は色づきが始まったばかりですが、横谷観音展望台の周辺はカエデが赤く色づき、青空に映えていました。
静岡から:
「自然の中で色鮮やかに紅葉しているのがきれいです」
渓谷の上部にあるのが「おしどり隠しの滝」。ゆるい傾斜の岩の上を滑り落ちるように流れる渓流瀑です。
周囲の木々は、今が色づきのピーク。10月23日も多くの観光客が紅葉と滝の共演を見に訪れていました。
東京から:
「最高です。今しか見られない」
愛知から:
「水の量も多くて、写真撮りがいがある。天気ばっちり。マイナスイオンを浴びて心が洗われる」
滝の近くにある温泉旅館の代表は、今年は色づきがいいと話します。
明治温泉・鈴木義明社長:
「今年の紅葉はものすごくいい。今年は当たり年、色はすごくよく出ている。川面に映る紅葉もきれいだし、木の香り、山の雰囲気もガンガン楽しんでほしい」
少しずつ降りてきている信州の紅葉前線。今年は色づきがいい場所が多く「当たり年」ともいわれていて、里の紅葉も期待が膨らみます。

