
平林選手
ブラインドサッカーの日本選手権が先週末から始まり、長野県内からは松本山雅B.F.C.が出場しています。日本代表の平林太一選手も出場し、その実力を見せました。
10月18日、千葉県成田市で行われたブラインドサッカー日本選手権の予選ラウンド。
21チームが5つのグループに分かれて予選を戦い、上位8チームが決勝ラウンドに進みます。
県内からは、松本山雅B.F.C.が出場しています。
チームのエースは、日本代表でパリパラリンピックにも出場した平林太一選手。
春から大学に進学し、普段は日本代表の練習に参加していて、山雅での試合出場は久しぶりです。
目標は4大会ぶりの決勝ラウンド進出です。
初戦の相手は、優勝候補の「メジロダイ」。
平林選手を中心に攻め込みたい山雅ですが、相手にボールを持たれなかなか攻められません。
前半終了間際に先制を許すと、後半にも立て続けに2点を奪われます。
0対3で初戦を落としました。
松本山雅B.F.C.・平林太一選手:
「少しも自分たちのペースにさせてもらえなかった。流れをつくることができなかった」
第2戦の世田谷戦。攻撃陣が奮起し山雅が得点を重ねます。
この試合では、頼もしい新戦力も出場しました。
長野盲学校中等部2年の蒔田虎太郎選手です。
大きな大会は2回目で、ゴールを目指しピッチを駆け回りました。
9-0で勝利。
松本山雅B.F.C.・蒔田虎太郎選手:
「相手の押しが強くて、シュートとかドリブルとかうまくいきません。一番はゴール決めたい」
翌10月19日に行われた第3戦の静岡戦。
キャプテンの清水冴恭選手と平林選手がゴールを量産します。
14対0で勝利し、グループ2位で予選ラウンドを終えました。
決勝ラウンドに進めるかどうかは、今週末に行われる残る2つのグループの結果次第です。
ただ、選手たちは1位通過できなかった悔しさの方が強いようです。
平林太一選手:
「詰めの甘さが出て、こういうサッカーをしていると上のステージにいけない。山雅として自覚を持って、もっと応援してもらえるように努力を続けていきたい」