
新商品「ぼんぼんざくら」
長野市の中学生が地元の人気洋菓子店の協力を得て新商品のクッキーを開発しました。学校のバザーで売るほか、洋菓子店でも販売する予定です。
長野市の櫻ケ岡中学校の生徒3人が訪れたのは洋菓子店「パティスリー・ヴァンセット」。パリで修業したオーナーシェフ水野洋平さんが作るケーキなどが人気の店です。
中学生はケーキを買いに来たわけではなく厨房へ。
パティスリー27オーナーシェフ・水野洋平さん:
「この型を少し(粉を)つけて抜いていく」
水野さんからスイーツの作り方を学び始めました。
坂田さん:
「普段やったことないので、今回できて職人さんはすごいなと思った」
作っているのは中学生と水野さんがタッグを組んで開発した新商品のクッキーです。
中学生3人はスイーツで地域を盛り上げようと「総合的な学習」の時間で、7月から「ヴァンセット」に通い水野さんと一緒に商品開発を進めてきました。
松本さん:
「私たちの中学校が櫻ケ岡中学校という名前なので桜をモチーフにした商品」
新商品に決めたのは「サクラ形のクッキー」。この日は中学生と水野さんが一緒に初
めて「完成形」を試作しました。
こだわりは形だけではありません。クッキーにのせるクリームにはホワイトチョコレートの他に3種類のチーズが入っています。
橋爪さん:
「いろいろわがままを言ってしまって、たくさんご迷惑をおかけしたと思うんですけど、どうしても『しょっぱい』が入れたくてチーズを入れてもらった」
最後にフリーズドライしたイチゴと桜の花をトッピングして完成。
松本さん:
「上に乗っているイチゴが甘酸っぱくていいアクセントになっておいしい」
橋爪さん:
「甘すぎない、ちょうどいい甘さでおいしい。自分のやりたかったことがこんなに大きな形で実現されて感慨深いです」
パティスリー27オーナーシェフ・水野洋平さん:
「最終的にすごくよくなった、いいものになった、まとまった。まとまるか不安だったんですけど、よかった」
中学生と人気洋菓子店がコラボした新商品「ぼんぼんざくら」。10月25日に櫻ケ岡中学校のバザーで販売します。
また、その後はヴァンセットの店頭でも販売する予定だということです。