死刑判決となったポイントはー
司法担当記者:
「被告に完全な責任能力があったと認めた点が大きいです。検察側は、妄想症の症状があったものの、犯行への影響はなく、『完全な責任能力があった』と主張。弁護側は、『妄想に支配され、善悪の判断力が著しく低下した心神耗弱の状態だった』と主張していました。裁判所は、犯行を目撃した人は攻撃せず、母親に絞首刑への抵抗感を訴えていたことなどから、『善悪を判断し行動をコントロールする能力があった:として、完全な責任能力を有していたと判断しました。被告の口から事件について語られることはありませんでしたが、4人を殺害した結果の重大性なども踏まえ裁判員と裁判官は死刑を選択しました」
「妄想症の症状はあったが善悪を判断できた」長野4人殺害事件 青木政憲被告(34)に「死刑」判決 弁護側は「控訴」する意向
