
資料 北アルプス鹿島槍ヶ岳
26日、北アルプスの鹿島槍ヶ岳周辺で行方不明になっていた男性を長野県警のヘリコプターが発見、救助しましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、26日、行方不明になっていた男性を県警ヘリで捜索していたところ、午後4時前、鹿島槍ヶ岳の八峰キレットの東側斜面で倒れている男性を発見、救助しましたが、その後、死亡が確認されました。
身元は長野市の会社員の47歳男性と判明しました。
男性は9月21日に1人で大町市の柏原新道の登山口から入山し、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳を経由して、23日、下山する予定でした。
24日午前10時ごろ、家族から「登山に出かけた夫と連絡が取れない」と届出があり、警察が捜索、同日、白馬村の五竜岳の登山口の駐車場で男性の車が見つかっていました。
25日は天候が悪く、県警ヘリでの捜索はできず、26日、ヘリが出動、男性を発見しました。
警察によりますと、男性は滑落した可能性があるとしています。
北アルプスではこのところ遭難が相次いでいて、24日は北穂高岳で滑落したとみられる愛知県稲沢市の65歳の会社役員の男性が死亡しました。また、22日には槍ヶ岳の北鎌尾根で男性の遺体が見つかり、香川県高松市の33歳男性の死亡が確認されました。約150メートル滑落したとみられます。