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“20年に一度”伊勢神宮の社殿を建て替え御神体を遷す式年遷宮に向けた祭り「御船代祭」 高さ35m、樹齢約270年のヒノキを伐採 9月下旬に伊勢に運ばれる予定 長野・上松町

「御船代祭(みふなしろさい)」長野県上松町

長野県上松町で9月17日、2033年に行われる伊勢神宮の式年遷宮の用材を伐採する「御船代祭」が行われました。

9月17日、上松町の国有林で行われた「御船代祭(みふなしろさい)」。20年に一度、伊勢神宮の社殿を建て替え御神体を遷す式年遷宮に向けた祭りの一つです。

関係者などが見守る中、地元の林業関係者でつくる「三ツ紐伐り保存会」のメンバーと伊勢神宮の職員、合わせて15人が高さ35メートル、樹齢約270年のヒノキの伐採を進めました。

上松町では、6月にも御神体を納める器「御樋代(みひしろ)」を作るための、御神木となるヒノキが伐採され、伊勢神宮へと運ばれました。

9月17日、伐採された御神木は、「御樋代」を納める船形の器・「御船代」の用材となります。

作業開始から約2時間。無事に伐採を終えました。

伐採を担当した「杣頭」・橋本光男さん:
「無事に寝かす(倒す)ことができて、ほっとしています。こうやればいいか、ああやった方がいいか。若い者同士で話をしてやっている。若い人たちの技術が継承されていくのはいいこと」

伐採された御神木は、9月下旬に伊勢に運ばれる予定です。

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長野放送ニュース

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