
親鸞聖人の像
長野県長野市の善光寺で、本堂近くにあった親鸞聖人の像が、参道に近い場所に移設されました。
参拝者を見つめるように立つ親鸞聖人の像。
聖人は鎌倉時代、善光寺に100日間滞在し、「仏教の教えは色あせない」と松を捧げたと伝えられ、像も右手に松を持っています。
善光寺本堂の前では、法要を受け付ける勧募所を作る工事が進んでいます。
これに伴い、像が数メートル参道側に移され、9月10日、善光寺や浄土真宗の関係者が出席して「顕彰式」が営まれました。
親鸞聖人の像は1937年に初めて設置され、現在の物が三代目です。
移設を機に修復も行われ、輝きを増した姿で人々を迎えます。
善光寺・若麻績享則寺務総長:
「今回このように親鸞聖人が御本堂の一歩手前にお出ましいただいて、ご参拝の多くの人をお迎えいただくご縁を頂いた」