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「山小屋にたどり着けない」東京都の74歳女性が疲労により行動不能 夜、遭対協の隊員が背負って搬送、付近の山小屋に収容 北アルプス蝶ヶ岳で遭難

北アルプス蝶ヶ岳

北アルプス蝶ヶ岳で70代の女性が疲労のため行動不能となり、遭対協の隊員が救助し、近くの山小屋に収容しました。

遭難したのは東京都文京区の74歳の女性です。

警察によりますと、女性は9日、常念岳に登頂した後、横尾に下山中、蝶ヶ岳の登山道上(標高約1800m)で疲労のため行動不能となりました。

同行者が「目的としていた山小屋にたどり着けず、宿泊させてほしい」と付近の山小屋に連絡し、従業員が女性の様子を見に行ったところ、自力歩行が難しいとして、午後9時半過ぎ、警察に救助要請をしました。

北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員4人が出動して、女性を背負って搬送、午後11時過ぎ、付近の山小屋に収容しました。

女性は疲労しているもののけがはない模様で、10日、体調を見て自力で下山する予定です。

女性は8日から2泊3日の予定で、4人パーティで一の沢登山口から入山していました。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「夏でも雨や強い風にあたると低体温症になる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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