
阿南町新野の「うら盆」(8月24日午前5時半ごろ)
長野県阿南町で、8月23日夜から24日の朝にかけて「新野の盆踊り」の「うら盆」が行われ、住民たちが夜通し踊りを楽しみました。
焼きそばに五平餅。多くの屋台が並びます。特設ステージでは、バンドなどの演奏も。8月23日夕方の阿南町新野の中心部は多くの人でにぎわっていました。
午後9時を過ぎて始まったのは音頭取りの歌に合わせて輪になって踊る盆踊りです。
新野といえば、国の重要無形民俗文化財の「新野の盆踊り」が有名です。約500年続くとされ、2025年も8月14日から3日間、夜通しで行われました。ユネスコ無形文化遺産の「風流踊」の一つにも指定されています。
8月23日行われたのは、「うら盆」。住民によりますと、「うら」とは、方言で「おら・私」と言う意味で、「自分たちのお盆」を指すということです。
来客対応などでお盆期間に盆踊りに参加できなかった住民たちが、ゆっくり踊りを楽しめるように始まったとされ、毎年8月の第4土曜日に行われています。
中学生:
「今までずっと練習してきて、完璧に踊れたのでよかった」
住民:
「自分たちのお盆って感じで、自由に楽しく踊りたい」
踊りは、新野の盆踊りと同じように明け方まで続き、住民たちは、2025年最後の盆踊りを楽しんでいました。
午前6時すぎに踊り終了―。
住民:
「本盆では浴衣を着て踊ることはなかったので、浴衣を着て踊れて楽しかった」
「最後の最後ですから、踊り納めということで、頑張って踊りました」