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能登を支援!「ブリバーガー」 高校生が開発 被災地のためにできることを 3日間限定販売

能登ブリかがやきバーガー

長野県松本市の高校生が、地震被害を受けた石川・能登を支援しようと特産のブリを使った「バーガー」を開発しました。10月24日から3日間、綿半スーパーセンターで販売します。

松本市の綿半スーパーセンター。10月24日から3日間限定で販売されているのが大きなブリのカツの「バーガー」です。

その名も「能登ブリかがやきバーガー」。

開発したのは松本市の松本県ケ丘高校2年生の3人です。

松本県ケ丘高校・瀧澤健斗さん:
「被災から1年以上たったにもかかわらず、まだ復興していない現状を目の当たりにして、僕らでも何かできることはないかなと思って」

2024年1月1日に発生した能登半島地震。復旧・復興への歩みを進めています。

3人は海の社会課題の解決を目指す高校生対象のコンテストに参加。今年3月、石川・七尾市を訪れ地面がひび割れた漁港など震災の傷痕を目にしました。

松本県ケ丘高校・瀧澤健斗さん:
「テレビで見るより、こんなにも大きな被害があったのかと目の当たりにして衝撃を受けた」

被災地のためにできることはないか。考えたのが能登の食材を長野で消費することです。目を付けたのが能登半島特産のブリです。

松本県ケ丘高校・瀧澤健斗さん:
「能登と言ったら魚が有名。中でもブリが特においしくて有名かなと思ったので、ブリを使った。いろんな人が手に取りやすい、いろいろな人が好きなバーガーを組み合わせて」

3人は5月に綿半パートナーズに相談し、開発に乗り出しました。

生徒:
「タルタルおいしい」
「これくらいあった方がいいね、ソース」

味、大きさ、そして価格。綿半と何度も打ち合わせ、試食を繰り返してたどりついたのが「能登ブリかがやきバーガー」です。

バンズからはみ出るほどの大きなブリカツ、アオサやたくあんを混ぜた和風タルタルソースが特徴。

名前の「かがやき」は、北陸新幹線と能登が「かがやき」を取り戻せるようにと付けました。

(記者リポート)
「カツはすごく厚いですが、実はふっくらして柔らかいです。甘じょっぱいタルタルと合っていて、すごくおいしいです」

この「バーガー」は10月24日から3日間販売。ただ、悪天候のため能登産のブリが24日は仕入れられず、急きょ、北海道産となりました。

25日以降は、能登産を使うということです。

購入した客:
「ボリュームがあって食べ応えがありそう。何で助けることができるだろうと思う中で、こういうことに目がいくのはすてきな発想」

「思ったより大きくてびっくり。こういうこと(購入することで)少しでも協力できればうれしいですね」
「支援しようと行動していることはすごいと思う」

24日用意した20個はわずか40分ほどで完売となりました。

松本県ケ丘高校・宮下侑來さん:
「能登の良さを伝えるには、おさまに自信を持ってお届けできるもの。能登の良さを皆さんに知ってもらいたい」

松本県ケ丘高校・八子悠生さん:
「能登の復興に関する興味を抱いていただくための入り口として、このバーガーが広く行き届いてほしい」

「能登ブリかがやきバーガー」は、10月26日まで綿半スーパーセンターの県内6店舗と山梨県の3店舗で販売します。

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