
長野放送
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、長野県駒ケ根市でビルの清掃などを営む「エス・シー・イー」が7月31日に長野地裁伊那支部より破産手続き開始決定を受けたことがわかりました。
同社は1993年設立の清掃業者で、ビル内外の清掃やハウスクリーニング、建築現場の清掃などを手がけていました。
しかし、受注増に対応するために増員した後に新型コロナウイルスの感染が拡大してホテルなどからの受注が減って売り上げは伸びを欠いた一方で、増加した人件費や設備のリース料などが収益を圧迫していました。
このため、コロナ対策資金の活用などでしのいでいましたが、新型コロナウイルスの感染緩和後、増加した債務の返済が困難となり、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したということです。
負債は約5400万円とみられています。