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「下山中、体調不良で動けなくなった」御嶽山で岐阜県の53歳男性が遭難 警察・消防・遭対協が救助 家族と4人パーティで入山

資料 御嶽山 

御嶽山で登山をしていた岐阜県の神職の53歳の男性が、体調不良で動けなくなり救助されました。

5日午後2時前、標高約2740メートルの御嶽山の黒沢口登山道9合目付近で男性から「下山中、体調不良で動けなくなった」と、付近の山小屋を通じて通報がありました。

男性は家族4人パーティで4日に入山し、下山中に体調不良になったということです。

警察、消防、地元の遭対協が出動し、男性を救助、木曽町内の病院に搬送しました。けがはないということです。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に今の時期は、気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって、整備された登山道でも浮石やガレ場などでちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいると考え、最後まで気を抜かずに登山をするよう呼びかけています。長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山でも疲労や熱中症などで動けなくなることがあります。

県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」ことなどを呼びかけています。

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長野放送ニュース

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