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北アルプスなどで遭難6件相次ぐ 滑落や転倒で3人重軽傷 技量不足、疲労や体調不良で行動不能となり救助も 長野県警「自分の技量に見合ったルート選びを」など注意呼びかけ

■爺ヶ岳 滑落してけが

資料 北アルプス爺ヶ岳

北アルプス爺ヶ岳の柏原新道(標高約2300メートル)では東京都東大和市の会社員の51歳女性が滑落し、けがをして救助されました。

女性は8月1日、爺ヶ岳を下山中に雪渓上でバランスを崩して滑落し行動不能になりました。

同行者が付近の山小屋に通報し、付近をパトロールしていた長野県遭難防止常駐隊員が出動し、午後1時前、警察に「女性は登山道から落ち、自力で戻れない」と伝え、午後1時40分頃、女性を登山道に引き上げ救助しました。

女性は数十メートル滑落したとみられますが、左ひじ擦過傷で軽傷の模様です。

女性は7月31日、2人パーティで入山していました。

■水晶岳 体調不良のため行動不能

北アルプス水晶岳では福島県西白河郡の団体職員の31歳男性が体調不良のため行動不能になり、救助されました。

男性は8月1日、水晶岳の東沢乗越付近(標高約2800メートル)で体調不良により動けなくなりました。

同行者が付近の山小屋に「男性が頭痛や吐き気の症状を訴え、動けない」と通報し、スタッフから警察に午後4時過ぎに救助要請がありました。

付近をパトロールしていた長野県山岳遭難防止常駐隊員が出動して、午後6時半頃、男性を救助して、付近の山小屋に収容しました。

男性は7月31日、4人パーティで七倉登山口から入山していました。

■八ヶ岳連峰 転倒して重傷

資料 八ヶ岳連峰

八ヶ岳連峰縞枯山付近(標高約2200メートル)では東京都杉並区の会社役員の80歳男性が転倒し、けがをして救助されました。

男性は8月1日、八ヶ岳連峰縞枯山の山頂から北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅に向けて下山中、木道で足を滑らせて転倒し、けがをしました。

午後1時半頃、同行者から救助要請があり、諏訪広域消防本部特別救助隊が出動して、男性を救助し、午後3時30分、救急隊に引き継ぎ、茅野市内の病院に搬送しました。左大腿骨骨折で重傷の模様です。

男性は1日、24人パーティで入山していました。

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長野放送ニュース

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