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「転倒して負傷した」63歳女性をヘリコプターで救助 左足首の骨折で重傷 北アルプス針ノ木岳を下山中

資料 北アルプス針ノ木岳

北アルプス針ノ木岳で長野県松本市の63歳女性が転倒して大けがをして、ヘリコプターで救助されました。

女性は8月1日、北アルプス針ノ木岳を下山中、標高約2400メートル地点で転倒して、けがをしました。

同行者から付近の山小屋に「女性が転倒して負傷した模様だ」と連絡があり、午前11時頃、支配人から警察に救助要請がありました。

長野県警ヘリが出動して、午後3時半頃、女性を救助し、松本市内の病院に搬送しました。左足首の骨折で重傷です。

女性は7月31日、2人パーティで扇沢から入山していました。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。

特に今の時期は、気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって、整備された登山道でも浮石やガレ場などでちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。

もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいると考え、最後まで気を抜かずに登山をするよう呼びかけています。

長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山でも疲労や熱中症などで動けなくなることがあります。

県警は「自分の技量に見合ったルート選びをする」「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」ことなどを呼びかけています。


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長野放送ニュース

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