
上條恒彦さん(2015年)
長野県朝日村出身で長年、舞台やドラマで活躍した上條恒彦さんが7月22日、老衰のため県内の病院で亡くなりました。85歳でした。迫力ある歌声とスケールの大きな演技が魅力でした。
上條恒彦さんは1940年生まれ。朝日村出身で松本県ケ丘高校を卒業後、上京し、1969年に歌手としてデビューしました。
豊かな声量で「出発の歌」、「だれかが風の中で」などをヒットさせました。
1987年からは、自然の中で子育てをしたいと富士見町に居を構えていました。
舞台やテレビドラマでも長年活躍。ミュージカル「ラ・マンチャの男」では1977年から2023年の最終公演まで40年以上、牢名主の役などを演じました。
2015年の松本公演の前には-。
上條恒彦さん:
「松本から出発したっていう思いがあって、あの街で俳優を志して、そこでふるさとの皆さんにこのように生きてきたよってアピールできれば一番幸せです」
所属事務所によりますと、上條さんは7月22日に老衰のため県内の病院で亡くなったということです。