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「熱中症で動けない」 東京都の78歳男性をヘリコプターで救助 北アルプス白馬鑓ヶ岳で遭難 体調不良により行動不能に

資料 北アルプス

北アルプス白馬鑓ヶ岳で東京都小平市の78歳の男性が体調不良により行動不能になり、ヘリコプターで救助されました。

男性は7月24日、2人パーティで栂池高原から入山し、27日、北アルプス白馬鑓ヶ岳の小日向のコル付近(標高約1800メートル)で体調不良により行動不能になりました。

本人から午前11時半ころ、「熱中症により動けなくなった」と110番通報があり、長野県警のヘリが出動して、午後2時半ころ、男性を救助しました。「吐き気がする」などと訴えていたということです。

男性は27日、下山予定でした。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に暑い今の時期は、登山者が気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって整備された登山道でも、浮石やガレ場などちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいるため、最後まで気を抜かずに登山するよう呼びかけています。

長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山域でも疲労や熱中症などにより動けなくなることがあります。

県警は「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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