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「両足がけいれんして動けない」64歳女性を救助 奇妙山の山頂付近で遭難 軽症の模様

長野放送

長野市の奇妙山を登山していた同市の64歳女性が体調不良により行動不能となり、消防と警察に救助されました。

女性は27日、2人パーティで奇妙山に入山し、山頂付近(標高約1000メートル)で体調不良を訴えました。

午前10時半頃、同行者から「60代女性が両足をけいれんしていて、動けない」と通報がありました。

救助要請を受け、消防と警察が出動して、午後2時半頃、女性を救助、病院に搬送しました。

女性は軽症の模様です。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中しています。特に暑い今の時期は、登山者が気温や高度差で体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となって整備された登山道でも、浮石やガレ場などちょっとした不注意でバランスを崩して転倒することがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大のリスクが潜んでいるため、最後まで気を抜かずに登山するよう呼びかけています。

長野県内は夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山域でも疲労や熱中症などにより動けなくなることがあります。

県警は「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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