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「足をひねって動けない」兵庫県の69歳男性が下山中に転倒、膝をけが ヘリコプターで救助 北アルプス霞沢岳で遭難

資料 北アルプス霞沢岳

北アルプス霞沢岳で兵庫県三田市の69歳男性が下山中に転倒してけがをし、ヘリコプターで救助されました。

男性は26日、3人パーティで上高地から入山し、27日、霞沢岳から下山中、K1ピーク
付近(標高約2400メートル)で転倒して、けがをしました。

午前10時半ごろ、同行者から「69歳の男性が足をひねって動けなくなった」と消防に通報があり、長野県警ヘリが出動し、午後0時半過ぎ、男性を救助して、松本市内の病院に搬送しました。

男性は右ひざをけがしている模様です。

長野県内の山岳では遭難が相次いでいます。長野県警によりますと、遭難の多くは、下山時に集中し、特にこの暑い時期は、登山者が気温や高度差により体力を消耗し、疲労とともに注意力も散漫となり、整備された登山道でも、浮石やガレ場などちょっとした不注意でバランスを崩し、転倒したりすることがあります。もうすぐゴールと油断しがちなタイミングこそ、最大なリスクが潜んでいるため、最後まで気を抜かずに登山するよう呼びかけています。

県内では、夏本番の厳しい暑さとなっていて、標高の高い山域でも、気温が上がり、疲労や熱中症などにより動けなくなったり、転倒や滑落をしたりするリスクが非常に高くなっています。

県警は「余裕ある登山計画を立てる」「こまめに休憩を取り、意識して水分・エネルギーを補給する」「下山するまで体力や集中力を切らさない」など注意を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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