
日本料理 ゆ庵・湯本忠仁さん
見学会の後はナス料理の試食会も。市内の和食料理店が小森茄子を使った料理を作りました。
日本料理 ゆ庵・湯本忠仁さん:
「長茄子は身の方が細いから皮をむいてしまうと、皮の味が出すぎちゃう。丸茄子は身の方が多いからナスの味がはっきり分かる」

小森茄子のザラメレモン
この時期にぴったりの夏野菜の味噌仕立てや揚げびたし、炊き込みごはん、そして、茄子をシロップに漬けたデザート。4品を作りました。
旅館関係者:
「汁物とか揚げびたしなんかはよく見ると思うけど、珍しい調理法。これから伝統野菜が、これをきっかけに注目を浴びるといいなと思っています」

茄子揚げびたし
飲食関係者:
「付け合わせとか脇役に回るお野菜も多いけど、小森茄子は主役を張れる素材だと感じます」

小森茄子農家・滝沢知寛さん
小森茄子農家・滝沢知寛さん:
「プロの味でうまいですよ。俺たちのはすぐに食べられるナス料理、それこそ農家飯。
もう一山、ふた山の努力を重ねれば目標のところ、継承することの狙いも、到達していけるハードルではないかと思っている」

「小森茄子」を使った料理
長野市篠ノ井の伝統野菜「小森茄子」。「復活」を目指し、こうした取り組みを今後も続けていきます。
県農政部・水谷浩史 課長補佐兼係長:
「こういった機会を設けることでその地域の野菜の良さをその地域の調理師、飲食店、ホテルの方に知っていただき、これを料理として使っていただくことが生産者の励みにもなってこれから後世に伝わっていくとというのが狙い」