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素材丸出し「めっちゃブルーベリー」から「炒めすぎトウモロコシ」まで 長野県信濃町の意外性あふれる野菜とフルーツのジェラート革命 地元食材の可能性広げる

■意外性が生む新たな発見と感動

 

静谷さんの挑戦は続きます。店の隣にある「にのくらマルシェ」で見つけたのは、なんとシイタケ。「なんとか野菜やキノコをジェラートにしたい。シイタケもジェラートにしないとだめだろうなって」と意外な素材に挑戦します。

大きく肉厚のしいたけを電子レンジでじっくり乾燥させ、うまみを凝縮。その後、鍋で丁寧に戻して作ったジェラートは、しいたけの濃厚な旨みとクリーミーなミルクの絶妙な組み合わせが特徴の、他にはない味わいとなりました。

最新の挑戦は、信濃町特産のブルーベリー。農薬を使わず自然と共に育てたブルーベリーは、寒暖差の大きい地域ならではの驚くほどの甘さが特徴です。「ブルーベリーをダイレクトにジュースにする。ブルーベリーを食べているような」というコンセプトで、ブルーベリーを60〜70%も使った贅沢なソルベを開発。社内の試食会を経て、最もブルーベリーを使ったインパクトある「めっちゃブルーベリー」が店頭に並びました。

「あっと驚くような野菜がジェラートになったら、面白いと思います。まだジェラートにできていない野菜はたくさんあるので、信濃町の農家さんが作ってくれる範囲で、これからも挑戦していきたい」と静谷さん。素材の可能性を最大限に引き出す彼女の情熱は、信濃町の大地から生まれる新たな驚きとともに、私たちの味覚の常識を塗り替え続けています。

※本記事は、NBS「フォーカス信州」2025年7月25日放送回
「信州クラフトの味~つくる人と、味わう人と。~」をもとに構成しています。

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