
敗戦の弁を述べる藤田ひかるさん(7月20日、夜)
7月20日、投開票が行われた参議院選挙。自民党の藤田ひかるさんは、国政選挙で長野県連初の女性候補として「刷新感」をアピールしましたが議席獲得とはなりませんでした。県連幹部は「党への逆風が得票に影響した」と受け止めています。
自民・新・藤田ひかるさん(7月3日):
「大逆風だと言われ続けた自由民主党から手を挙げました。そこにかける覚悟、古い政治を刷新し、日本の明るい未来を開いていく」
国政選挙では自民党県連初の女性候補だった藤田さん。「刷新感」をアピールしつつ、「賃上げ」などの政策を訴えてきました。
選挙戦の中では、所属議員の問題発言などで自民党に吹く「逆風」の強さを感じていました。
自民・新・藤田ひかるさん:
「自民党が少し距離を置かれてしまっている側面も私は感じているので、きちんと皆さんに個人を見ていただきたいという思いはあります」
党の政策よりも自らの考えを前面に出し最後まで戦い抜きました。
自民・新・藤田ひかるさん:
「多様な声が届く政治を、希望の持てる政治を、政策をちゃんと実行する政治風土をこの信州でつくっていく、新しい政治をつくるのが今回の選挙です」
結果は、31万2183票。羽田さんとは11万票余りの差をつけられました。
自民・新・藤田ひかるさん:
「皆さんに託していただいた思いを結果という形でお応えできず申し訳ない。希望の持てる未来をつくっていきたい、信州から未来をつくっていきたい、この思いは何一つ変わりません」
県連の宮下一郎会長は、敗因について、次のように語りました。
自民・宮下一郎県連会長:
「無名からのスタートで自民党逆風だったにもかかわらず、かなり多くの皆さまに理解を経て支持を広げることができた。自民党に対する逆風、内閣支持率の低さが藤田候補の得票にも影響したのではないかと推測している」