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「夢中になっていた」76歳女性が仲間とはぐれ斜面を滑落 腕や足の骨を折るなどの重傷 ヘリコプターで救助 ネマガリダケ採り中に遭難 警察が注意呼びかけ

救助の様子(提供:長野県警)

6月12日、長野県高山村でネマガリダケ採りの女性が遭難し、救助されました。県警は救助の映像を公開し、注意を呼び掛けています。

6月12日、高山村の笠ヶ岳上空を飛ぶ長野県警ヘリ。救助隊員が沢に降り立つと、近くには横たわる女性が。

県警の隊員:
「大丈夫?頭打った?どこから落ちちゃった?」
「上から落ちてきたんだ」

76歳のこの女性は仲間と2人でネマガリダケ採りのため入山しましたが、途中ではぐれ、斜面を滑落して動けなくなっていました。女性は、病院に搬送され、腕や足の骨を折るなどの重傷だったということです。

警察の聞き取りに対し、「ネマガリダケ採りに夢中になっていた」と話しているということです。

高山村や志賀高原など県北部の山林で収穫の時期を迎えているネマガリダケ。遭難は2025年は今のところ1件だけですが、2024年は2件発生し、1人が死亡しています。

ネマガリダケが生える山林は、高さ2メートルほど笹が茂り、夢中で探しているうちに自分の居場所がわからなくなるケースが多いということです。

警察は「複数人で入山し近い距離で声をかけあうこと」「携帯電話を必ず持っていくこと」「迷ったと思ったら山を下りるのではなく、来た道を引き返すこと」など注意を呼びかけています。

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長野放送ニュース

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