
松本市、午後2時半ごろ
きのうまでの夏本番の暑さが一転、6月23日は梅雨らしい天気でした。長野県内は朝から雨が降り、北部と中部に一時、大雨や洪水の警報も発表されました。この後、夜遅くにかて土砂災害や河川の増水などに注意してください。
22日までの夏本番の暑さから一転、朝から雨が降った県内。降り始めからの雨量は王滝村御嶽山97.5ミリ、上田市菅平89ミリ、松本市上高地89ミリなどとなりました。北部と中部の一部地域には一時、大雨や洪水の警報も発表されました。
交通にも影響がありました。JR篠ノ井線が松本駅と明科駅の間で、大糸線は松本駅と豊科駅の間で一時運転を見合わせ、「特急しなの」の上下2本が運休となるなど1500人余りの足に影響が出ました。
県内は23日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みです。24日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで北部と中部50ミリ、南部60ミリとなっています。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに十分注意して下さい。
この先の雨の降り方は?
岸本慎太郎気象予報士:
「きょうの雨はもう峠を越えて、今夜遅くには止むところが多いでしょう。ただ、あす未明には再び降り始め、明け方ごろまで北部を中心にやや強まる予想です。きょうほどの強さではなさそうです。今週は梅雨前線や低気圧の影響で、金曜日までぐずついた空模様となります。木曜日から金曜日にかけては、きょうより強まることはなさそうですが、やや強く降るところもありそうです。週末以降は日差しが届き、また暑くなる予想です」