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被害総額は計5250万円 病院のレジから現金を盗む…新たに元職員2人の不正が発覚 病院側は元事務職員の50代男性に全額返還求め民事訴訟、盗みの疑いで告訴

資料 長野中央病院

長野市の長野中央病院で多額の現金が盗まれた問題で、運営する団体は新たに元職員2人に不正があったことを明らかにしました。被害総額は2024年8月に発覚した元事務職員の盗みと合わせて5250万円余りに上るということです。

長野中央病院を運営する長野医療生活協同組合によりますと、2024年8月に不正が発覚した元事務職員の50代男性は、2008年から2024年に盗みを繰り返し、被害額は合計2740万円余りに上るということです。病院側は6月10日付で全額返還を求めて民事訴訟を起こしたほか、公訴時効の成立分を除く1000万円余りについて盗みの疑いで5月30日付で長野中央警察署に告訴したということです。

同組合は新たに元職員2人に不正があったことを明らかにしました。1人は12年余りで合計1958万円余り、もう1人は6年半で551万円余りを盗んだとしています。2人とも盗んだことを認め、すでに示談が成立していることなどから、同組合は告訴は見送りました。

3人はいずれも会計窓口のレジから現金を盗んだ後、入金データを改ざんする同じ手口を繰り返していたとみられますが、共謀の可能性はないとしています。

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長野放送ニュース

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