■フィルターはこすらず洗い流す

たまったほこりを掃除機で吸う
フィルターや「掃除機能」がある機種に付いている「ダストボックス」にたまったほこりを掃除機で吸っていきます。
目立ったほこりを取ったら、細かいほこりを水で洗い流します。
原冷熱工業・須甲麻里名さん:
「お風呂場で、シャワーとかで(フィルターの)裏面から当てるとほこりが落ちやすい」

油汚れには中性洗剤をつけたスポンジで落とす
油汚れには中性洗剤をつけたスポンジを使います。
原冷熱工業・須甲麻里名さん:
「こすっていって落とすような感じですね」
落ちにくい場合は「つけおき」が効果的。ブラシなどで強くこするのは穴が開くおそれがあるため、おすすめしないということです。

掃除後のフィルター
見違えるほどきれいになりました。
フィルターの掃除は2週間に1回行うと効果的だということです。
そのほかの部品も中性洗剤を使って汚れを落とします。
■内部のカビの除去は業者に依頼を

内部のクリーニング
続いては、エアコン内部のクリーニング。
須甲麻里名さん:
「これが動いて、風を送り出すファン。上(フィルター)も、ほこりがすごいんですけど、中のファンにカビとかがたまって汚れる」
ファンについたカビはアレルギー症状を引き起こすリスクがあります。専用の薬剤を吹きかけたあと、水で洗い流します。
原冷熱工業・須甲麻里名さん:
「真っ黒い水が出てきているので汚れがちゃんと落ちたかなと」
水が電子部品などにかかると故障の原因にもなるため、内部の洗浄は業者に頼むのがおすすめです。シーズン前に年1回ほど行ってほしいとしています。
家庭ではエアコン掃除専用のブラシなどで吹き出し口を拭いてほしいということです。
外したフィルターやパーツを戻したら、掃除は完了です。
■カビ予防に「送風運転」を

須甲麻里名さん
実際に使い始めてからも重要なポイントがあります。
カビの発生を防ぐために「冷房」使用後は毎回1時間程度「送風運転」を行うことを呼びかけています。
原冷熱工業・須甲麻里名さん:
「冷房だと中が湿った状態になるので、それをしっかりと乾燥させるために、送風運転をしっかりしていただくと一番効果的かなと思います」