
福岡の博多豚骨ラーメンの香り
福岡の博多豚骨ラーメン。
(記者リポート)
「見た目がラーメンのスープのような色に変わりました。こってりのインパクトのある香りがします」
富山のダムカレーも。
(記者リポート)
「入れたとたん、カレーのスパイシーな香りが広がってきました。カレーを食べたときのように、匂いをかいでいるだけで体がぽかぽかしてくるような気がします」
このような「変わり種」も含め、入浴剤が人気を集めるようになりました。

温泉の素.com・宮下季代子社長
その背景にあるのは―。
温泉の素.com・宮下季代子社長:
「一番大きかったのは、コロナ禍のちょうど終盤。当時、どこにも行けないから、消費者が自宅で楽しめる入浴剤を求めるようになった」
コロナ禍での需要増加も追い風に、2024年の売り上げは2019年と比べ、約1億円増加しました。
旅館の土産品だけではなく、企業の販促品などとしても注目されるようになりました。

左から、飛騨高山にごり酒の湯、ふなっしーの湯、太涌谷黒たまごしょこらの香湯
工場にも特徴があります。「少量」そして「多様な商品」の製造で大手メーカーに対抗しています。
温泉の素.com・宮下季代子社長:
「多品種・小ロットになるので、1日に20、30種類近くが全部違う商品になる。大手メーカーは何万個、何十万個と同じ商品をずっと作り続けていく製造になる」
特徴は小ロットでの製造で、25gの入浴剤を200個から注文できます。
温泉の素.com・宮下季代子社長:
「25g200個で作れる日本一の小ロットだと思う。小ロットの生産がお客さまにとって大量の在庫を抱えずに済むから、試してみようということができる」

オリジナルの入浴剤
ここでは、オリジナルの入浴剤も作ることができます。また、パッケージのデザインから印刷まで工場で行っています。
記者も好みの香りで作ってもらいました。
(記者リポート)
「いただいた入浴剤を実際に入れてみたいと思います」
自宅の風呂で―。
(記者リポート)
「入ったとたん、ライムやマスカットのフルーティーな香りがして、お風呂に入っていて心地いいです」
オリジナルの入浴剤の注文はECサイトで受け付けています。

温泉の素 名産地シリーズ
香りにこだわった開発。多様な商品の提案。
今後も消費者目線で癒やしをあたえる入浴剤を提供していきたいとしています。
温泉の素.com・宮下季代子社長:
「(入浴剤は)自分へのご褒美という感じで、仕事で疲れても私どもの入浴剤でゆっくり湯につかり、『きょうも疲れたけど癒やされるな』そんな感じで使っていただけたら最高です」