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餃子、カレー、豚骨ラーメンの香りがする「入浴剤」 ユニークな商品を製造・販売するメーカーの工場に潜入 サンプルの湯の色は170種類以上、香りは120種類以上

170種類以上の湯色、120種類以上の香りのサンプルを調合して入浴剤を作る

人気の「変わり種」の入浴剤です。「餃子」など食べ物の香りがするユニークな商品を製造・販売するメーカーが長野県飯田市にあります。なぜ、このような商品を作っているのか。工場に潜入しました。



入浴剤の試作

はかりで粉末を量り、袋の匂いを確認。何をしているのでしょうか。

湯船に粉末を溶かすときれいなグリーンに。実は、入浴剤の試作をしているのです。

飯田市にある「温泉の素.com」。全国各地の温泉施設などの湯を再現した入浴剤を製造・販売しています。

これまで1600社以上に商品を提供してきました。

京都の抹茶の香り

中でも注目されるシリーズの商品がこちら。各地の名産品の香りなどを再現しています。

京都の抹茶の香りを湯船に入れてみると―。

(記者リポート)
「おー、結構すぐ色が出るんですね。抹茶の香りがしますね。お湯に溶かすとすごくまろやかになって、お風呂に入って気持ちいいんじゃないかと思います」

餃子の香り

こんな「変わり種」も―。

(記者リポート)
「静岡の浜松餃子の入浴剤です。確かに、香ばしい餃子の香りがしてきます。ニンニクが効いた餃子特有の香りも感じられます」

温泉の素.com(長野県飯田市)

ユニークな商品も作る入浴剤のメーカー。研究室や製造工場を潜入取材しました。

まず、研究室。ここでは試作品の開発をしています。

温泉の素.com・宮下季代子社長:
「お風呂を使って湯色を作ったり、香りを足して調香したり、そういう作業をしている」

サンプルの湯の色は170種類以上、香りは120種類以上あり、これらを調合して入浴剤を作ります。

食べ物の香りがする商品は、セレクトショップを営む企業から依頼を受けて誕生しました。好評により、自社商品としても販売しています。

温泉の素.com・宮下季代子社長:
「おもしろさからだと思うんですけど、とても売れるんです。全国にはそれぞれ名産品があるので、名産品を温泉の素にしたらどうかと」

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長野放送ニュース

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