■「スポーツを学びたい」早大に入学

大学には電車を乗り継いで通っている
5月1日朝―。
太一さん:
「眠そうですか?」
カメラマン:
「ちょっと眠そう」
太一さん:
「朝はだいたいこんなもん」
大学には電車を乗り継いで通っています。
太一さんが進学したのは早稲田大学スポーツ科学部。スポーツについてもっと学びを深めたいとの思いからです。
太一さん:
「ブラインドサッカーというスポーツをやってきて、スポーツの力はすごく大きいものだなと感じてきているので、スポーツというものをもっと深く知って。スポーツマネジメントとかそっち側に少し興味がある」

筋力トレーニングの実習
この日は「スポーツ方法実習」の授業で、筋力トレーニングの実習です。
周りの学生のサポートを受けながら、正しい動作を学んでいきます。
サポートする学生:
「(安全には)気を付けて、楽しくコミュニケーションを取りながらできたらいい」
平林太一さん:
「ブラインドサッカーの競技にも良い影響を与える授業だったのかなと。こういう実習も含めてスポーツキャリアに生かしていければ」
■「ブラサカで世界一を取りたい」

平林太一さん
競技に打ち込みながら、興味のある分野の勉学にも励む。大学生活の4年間は、自分が大きく成長できるチャンスだと捉えています。
平林太一さん:
「最後の学生生活というところで、スポーツ選手的にも人間的にもすごく成長できる機会。今までにないくらいいろんな人たちに囲まれて過ごせるので、いろんなところで成長できたらいい」
成長の先には、実現したい夢があります。
平林太一さん:
「(パリパラリンピックは)全く結果を残せずに終わってしまったという部分があるので、ここまで来たら結果を残したいとじゃなくて『残さないといけない』と思っている。ブラインドサッカーで世界一を取りたいと思っています」