
プラムパイ
信州産のプラムの魅力を広く知ってもらおうと長野県軽井沢町に店舗のある老舗パン店が新商品のパイを開発しました。
サクサクのパイ生地の中に赤いフルーツが入っています。15日から販売が始まる「信州育ちの完熟プラムパイ」です。
手掛けたのは、軽井沢町に店舗のある老舗パン店「浅野屋」です。
材料に使っているのは、山ノ内町産の2種類のプラム。昼夜の寒暖差でほどよい甘みや酸味が特徴です。
それを砂糖とリキュールで2日間漬け込み、パイ生地で包んで焼き上げました。
浅野屋 商品開発課・西沢竜司課長:
「独特な酸味は本物の生果を使って、ごろっとした状態で使わないと出ない。プラムとして味を残したパイが出来上がった」
記者が試食―。
(記者リポート)
「サクサクのパイ生地の中にプラムの食感も残っていて、酸味と甘みが絶妙なバランスでおいしいです」

”規格外”のプラム
また、プラムは廃棄されるはずだった「規格外」のものを使用していて、SDGsな商品にもなっています。
浅野屋 商品開発課・西沢竜司課長:
「味は生食で食べられるものと変わらないものですが、行き場をなくしている商品の話を聞いて、長野県のものを使って発信していくところが、われわれとしても使命だと思っている」
プラムパイは15日から県内や東京の浅野屋の店舗で数量限定で販売されます。