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「120キロ程度スピードは出ている」19歳と20歳の自動車整備科の訓練生4人が死亡 道路から転落、水門に衝突 専門家「出すスピードとしては危険すぎる」

事故現場

長野県飯田市の天竜川の堤防道路から車が転落し、水門に衝突した事故では、乗っていた男性4人全員が死亡しました。いずれも県飯田技術専門校の自動車整備科の訓練生でした。現場近くの防犯カメラには4人が乗っていたとみられる車が猛スピードで走る様子が映っていました。専門家は「時速120キロ程度は出ている。スピードの出し過ぎが事故の原因の一つでは」と指摘しています。

現場からおよそ500メートル離れた堤防道路を映した防犯カメラの映像。

事故直前、1台の黒い車が猛スピードで事故現場の方向に走っていきました。死亡した4人が乗っていたとみられます。

直前に通過した2台の白い車と比べるとかなり速く感じます。

交通事故鑑定ラプター・中島博史所長:
「非常にスピードを出しているなと思いました。おそらく時速120キロ程度出ていると思います」

事故を起こした車は堤防道路を南側に向かって進んでいました。道幅は広くないものの見通しは良く近所の住民はスピードが出やすい場所だと話しています。

近所の住民:
「あまり車通らないから結構60km/h以上は出している(車多い)」

現場に向かう道路は直線道路が続き、その後、水門近くで上りの坂になって少し左にカーブしながら下ります。

近所の住民はスピードを出し過ぎると上りで少し車が浮くようになり、ハンドル操作が難しくなると話していました。

専門家は。

交通事故鑑定ラプター・中島博史所長:
「(事故は)スピードの出し過ぎが一番大きな原因(とみられる)。道路自体もそもそも高速で走るように設計されていない。幅もあまり広くなく、転落防止のガードレールがあるわけではない。出すスピードとしては危険すぎる」

警察もこの防犯カメラの映像を回収。詳しい原因を調べています。

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長野放送ニュース

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