
室堂
不安定な天気で、山も大荒れでした。長野と富山を結ぶ立山黒部アルペンルートが開通しましたが、「雪の大谷」を歩くイベントは、残念ながら中止に。それでも、多くの人が雄大な雪景色を楽しみました。
冬の眠りから覚めた立山連峰。真下に広がる黒部ダムはおよそ4カ月半ぶりに観光客を迎え入れました。観光シーズンの幕開けです。
大町市の玄関口「扇沢駅」。4月15日午前8時には観光客が次々と改札を通過しました。
大町市・牛越徹市長:
「この冬は除雪作業も困難を極めたと思います」
およそ15分のバス旅でダムをめざします。トンネルを抜けた先に広がっていたのは。
訪れた人:
「うわ、すごい!」
標高1470メートルは一面の雪景色でした。
(記者リポート)
「雪の降る黒部ダムですが、国内外から大勢の観光客が訪れています」
台湾から:
「とても美しいです。ここを訪れることができて光栄です」
タイから:
「こんなに雪が降っているとは思わなかったけど、景色はとてもよくて感動しました」
三重県から:
「素晴らしいです。雪交じりでいいです。ここまで来たかいがあった」
さらに、ケーブルカーで。
(記者リポート)
「きょうの室堂は吹雪いています。この先にアルペンルートの目玉、『雪の大谷』があるんですが、きょうは風と雪の影響で視界が悪く『雪の大谷ウォーク』は中止されました」
標高2450メートルの室堂は吹雪でした。観光の目玉「雪の大谷」の高さは16メートルと例年並みですが、歩くイベントは中止に。
それでも、ターミナル付近ではそそり立つ雪の壁を見上げ観光客が圧倒されていました。
黒部ダムでは2024年より2万人多い90万人、コロナ禍前と同等の入り込みを目指します。
観光放水は6月26日から始まるということです。