
北アルプス・室堂
標高およそ2450メートルの北アルプス・室堂。4月15日の「立山黒部アルペンルート」全線開通に向け、除雪作業が進められています。今年は雪が多く、「雪の大谷」の壁も例年以上の高さになりそうです。
4月15日に全線開通する長野県と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」。
(記者リポート)
「今年は例年より雪が多いということです、4月15日の全線開通に向け除雪作業も進んでいます」
標高およそ2450メートルの室堂では、あいにくの天候の中、全線開通に向けた除雪作業が進められていました。
積雪は、3月24日の時点で平年より30センチほど多い7.6メートル。除雪作業は9割以上が終わり、4月10日ころには、完了する予定です。
大迫力の雪の壁で知られる「雪の大谷」は、例年16メートルほどの高さがありますが、2025年はそれを超える高さになると期待されます。
立山黒部貫光・中沖雅史さん:
「立山黒部の目覚めはもう間もなくです。例年以上に迫力ある壮大な雪景色を楽しんでもらえる景観が広がっている。多くのお客さまこの大自然を体感して楽しんでほしい」
また、大観峰と室堂の間を結んでいた「立山トンネルトロリーバス」は、2025年からより環境への負荷の低い「電気バス」に変わります。
昨シーズンは82万4千人が訪れ、インバウンド客にも人気のアルペンルート。春の観光シーズンの幕開けはもうすぐです。