
備蓄米の保管倉庫
JA全農長野は、長野県内に配分された備蓄米の保管倉庫を公開しました。4日から精米工場への搬出が始まり、来週10日ごろに店頭に並び始める見込みです。価格高騰と品薄状態が続く中、備蓄米の流通はどう影響するのでしょうか。
倉庫内にうず高く積まれた米袋。「備」の文字が印字されています。
(記者リポート)
「全部備蓄米です。整然とした空間で温度や湿度の管理も徹底されています」
県内への流通を前に、JA全農長野が、配分された備蓄米の保管倉庫を公開しました。
高騰が続く米の価格。全国のスーパーで販売された5キロ当たりの平均価格は、4200円に迫っています。
こうした状況の中で流通の円滑化を図ろうと政府が初めて放出した備蓄米。
JA全農長野によりますと、県内にはJA全農が初回で落札した13万3000トンのうち、およそ8000トンが配分される見通しだということです。
こちらの倉庫には、2023年産と2024年産のコシヒカリや風さやかなどが保管されていて、鮮度を保つため、湿度や温度の管理を徹底しています。
全農長野は、県内の米の卸会社2社へ販売する予定で、4日から精米工場へ搬出し、来週10日ころから店頭に並ぶ見込みだということです。