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涙浮かべ…故郷ミャンマーの大地震に心痛める 長野に住む男性がSNSを通じ義援金を集め支援

在日ミャンマー人 コ・モー・ウィンさん

ミャンマーの大地震です。多くの建物が倒壊し、死者は2700人を超えるなど大きな被害が出ています。長野県坂城町に住むミャンマー人の男性も故郷の被害に心を痛めていて、SNSを通じ義援金を集めるなど支援に動いています。

ミャンマーの倒壊した建物で行われた救助活動。映像を見ながら涙を浮かべるのは坂城町に住む、ミャンマー出身のコ・モー・ウィンさんです。故郷を襲った大地震の被害の大きさに心を痛めています。

在日ミャンマー人 コ・モー・ウィンさん:
「地震の写真とかビデオをみて悲しい気持ちに」

3月28日に発生したミャンマー中部のマンダレー付近を震源とする大地震。これまでに2719人の死亡が確認されています。

地震当日は仕事終わりにフェイスブックを見て、被害の大きさを知ったというモーさん。マンダレーからおよそ570km離れた首都ヤンゴン近郊に住む家族は無事でした。

しかしー。

モーさん:
「友達と娘さんが倒壊した建物に閉じ込められて亡くなったと聞きました」

マンダレーでは多くの建物が倒壊し、モーさんの友人とその家族も犠牲になったと言います。

モーさん:
「大きな地震でミャンマー人たちが大変困っているから、皆さんも私と一緒に(義援金を送りましょうと書いてある)」

被害の大きさを受け、発災直後から、被災者を支援しようとSNS上で、在日ミャンマー人コミュニティーなどに寄付を呼びかけています。

モーさん:
「ミャンマー人たちのことだからミャンマー人たちが助けないといけないから頑張りましょうとメッセージが」

すでに在日ミャンマー人500人ほどから寄付が寄せられ、順次、支援団体を通じて現地に送っています。

送った寄付金をもとに、現地のボランティア団体が食料品や水、衛生用品などを購入し、被災者に届けているということです。

いまだ、救助・捜索がつづくミャンマーの被災地。復興や生活の再建には長い時間がかかる見込みで、モーさんは、引き続き故郷の支援のために動きたいとしています。

在日ミャンマー人 コ・モー・ウィンさん:
「日本人からも助けてほしいんだけど、ミャンマーのためにまじめにやるしかないよね。その日から私、ずっとそのことやってます」

4月13日には、ミャンマーの支援を続ける県民有志とともに、長野市で募金活動を行う予定です。

ミャンマー地震では、日本赤十字社も、6月30日まで義援金を受け付けています。

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長野放送ニュース

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