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「助けて」と聞こえ…高校球児3人がお年寄りの命救う 火災現場で息の合った連携プレー 90代女性を背負い避難させ、119番通報

左から檀原さん、草野さん、北村さん

高校生の連携プレーです。2月、長野市で起きた住宅火災の現場で、住人の高齢女性を避難させ素早く通報したとして、長野商業高校の男子生徒3人に感謝状が贈られました。

消防:
「ありがとうございました」

消防から感謝状が贈られたのは、長野市の長野商業高校1年生で、硬式野球部に所属する北村倫太郎さん、草野聖斗さん、檀原慶太朗さんの3人です。

2月、住宅火災の現場で人命救助に貢献しました。

草野聖斗さん:
「“人のために力を使う”というのが自分たちのテーマで、人のためにということを一番に考えて動くことができた」

住宅火災(2月14日)

3人が居合わせたのは2月14日、長野市吉田で起きた住宅火災です。午後8時ごろ、部活を終え帰宅途中に煙に気づきました。

檀原慶太朗さん:
「煙が出ていて、自分が早くスマートフォンを出せたので『助けて』と聞こえた瞬間に119番をしないとなと思って」

壇原さんが近所の人から住所を聞き出し消防に通報。その間に、北村さんと草野さんが火元の住宅へ。

草野聖斗さん:
「玄関まで行き何人いるかを聞いて2人だったのでまず、おばあちゃんを遠くに遠ざけた」

家には50代と90代の女性がいて、北村さんが90代の女性を背負い、草野さんが後ろで支えながら避難させました。

北村倫太郎さん:
「早く安全な場所に移動させないと、という思いでやった」

住人の女性2人はやけどを負って病院に搬送されましたが、命に別条はありませんでした。

息の合った連携プレーで住人を救った3人。この経験を今後も生かしていきたいとしています。

檀原慶太朗さん:
「通報しながら火事の広がりを見ていて、その速さ、怖さ、呼吸の苦しさを体感して、自分からも広めて火事をなくそうとしていきたい」

北村倫太郎さん:
「野球部で人のために力を使うことを意識して活動しているが、もっと人のために力を使うことを意識して活動したい」

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