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“中学3年生15歳の決断” 新弟子検査に合格、力士デビューへ 玉ノ井親方の「相撲部屋」に入門 寺西蓮さん「肉20枚後半くらい食べちゃって」体も心も鍛えて一人前の力士に

新弟子検査を受検した寺西蓮さん(3月1日)

特集は若者の新たな船出です。大相撲の相撲部屋に入門した長野県飯田市の中学3年生、寺西蓮さん。先日、新弟子検査も受検し合格。力士デビューが近づいています。

■大相撲「新弟子検査」

新弟子検査

大きな身体の男たち。3月1日、大阪で行われた大相撲春場所の「新弟子検査」です。力士になるには体格などの基準を満たし合格しなければなりません。

全国から集まった34人の中に、飯田市の中学3年生・寺西蓮さん(15)の姿がありました。

身長176センチ、体重139キロ、体格基準を満たしました。(中学卒業見込み者は身長165センチ、体重65キロ以上)

内臓検査の結果を待ち、春場所初日の3月9日に合格発表がありました。

寺西蓮さん:
「やっと力士としての人生、生活が始まるなといううれしい気持ちと、緊張する気持ちがあります」

■相撲は小4から始める

自宅でも「自主練」

寺西さんが相撲を本格的に始めたのは小学4年生のころ。地元のクラブに入り、稽古に励むようになりました。

寺西蓮さん:
「相撲は勝ち負けが早い競技だけど、その一瞬の勝負で自分の本気を出せるので、そこが楽しいなと思う」

自宅でも「自主練」に力を入れ、たくさん食べて体も大きくなるにつれ、実力もついてきました。

■県大会では連覇達成

県大会では重量級で連覇 寺西さん(中央)、松尾相撲クラブ・清水里香監督(右)

中学2・3年のときは県大会の重量級で連覇。

クラブの清水里香監督はー

松尾相撲クラブ・清水里香監督:
「体がどんどん大きくなって才能がどんどん開花していって、それは彼が相撲が大好きな気持ちと一生懸命頑張れる気持ち、素直な心がそうさせているというのはとても感じます」

■成績や体の大きさが目に留まる

今春、玉ノ井部屋へ

目標の「中学生横綱」には届きませんでしたが、その成績と体の大きさが元大関「栃東」の玉ノ井親方の目に留まり、玉ノ井部屋への入門が決まりました。

寺西蓮さん:
「自分もプロに行って頑張りたいなと思ったので、家族のような雰囲気が自分は一番好き。そこが一番なじめたので玉ノ井部屋がいいなと」

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