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利用者減少…長電バス「牟礼線」9月末で廃止 担当者「バス運行の使命終えた状況。やむを得ず廃止する」 アルピコ交通の5路線も運転手不足で廃止浮上 

長電バス

長野駅と飯綱町を結ぶ長電バスの「牟礼線」が、2025年9月末で廃止されることが決まりました。また、長野駅と鬼無里などの中山間地を結ぶアルピコ交通の5路線についても廃止の話が浮上し、利用者の減少と運転手不足の影響が広がっています。

長電バスの担当者:
「牟礼線は令和7年9月30日をもって廃止する」

12日、長野市役所で開かれた長野市の地域公共交通会議。協議を続けてきた長電バスの「牟礼線」について、2025年9月末で廃止することを決めました。

長野市地域公共交通会議 12日

牟礼線は長野駅を起点に旧北国街道を経由して飯綱町役場付近までを結ぶ路線です。利用客の減少を受け、2023年から減便を行い、現在は平日に限り、上下線計16本を運行しています。

しかし、多い日でも利用客は一日350人ほどと他の路線の半分以下の水準で、苦渋の決断をしました。

長電バスの担当者:
「人口減少等の影響で輸送需要が減少し、大量輸送ができるバス車両で運行する使命は終えた状況で、やむを得ず路線を廃止にすることとした」

アルピコ交通のバス

利用客は…

月に1回程度利用:
「いつもこれに乗るんだけど、お客さん少ないもんね、大変だよね。駅からタクシーで行くようになっちゃうし、大変だと思うけど続けてほしい」

利用客には高齢者も多く、会議では今後、小型の車両を用いた代替輸送手段の検討を進める方針です。

長電バスの担当者:
「年々お客さまが減ってきている。当社の路線の状況等を説明しながら今後どうしていくべきかを協議していただければ」

また、会議では、アルピコ交通からも「高府線」や「鬼無里線」など長野駅と中山間地を結ぶ5路線について、9月末で廃止する意向が示され、今後、協議していくことになりました。

利用者減少と運転手不足の影響が広がっています。

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長野放送ニュース

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