
東北新幹線の連結部分が外れて緊急停止
走行中の東北新幹線の連結部分が外れるトラブルで北陸新幹線も3時間、運転見合わせになりました。運転再開後もダイヤの乱れが続いています。
JR東日本によりますと午前11時半頃、西日暮里駅付近で下りの東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」の連結部分が外れて緊急停止しました。本来なら、盛岡駅で新青森行きと秋田行きに分離するはずの列車です。
(リポート)
「新幹線の運転見合わせの関係で改札前には案内板を確認したり、スマートフォンの画面を見たりして心配そうな人が見られます」
同じ線路を走る北陸新幹線も東京・長野間の運転を見合わせたため、長野駅は予定の列車に乗れなくなった利用者で混雑しました。
会社員:
「せっかく早く仕事が終わったんですけど」
大学生:
「上野でまた乗り換えなきゃいけなくて指定席も取ったのでどうしようかと」
京都へ向かう観光客:
「最悪。仕方ないけど最悪だよ」
JR東日本はトラブルのあった車両を移動し、午後2時34分に東北・上越・北陸の各新幹線の運転を再開しました。
北陸新幹線は最大4時間半の遅れが出るなど、下り列車を中心にダイヤの乱れが続いていて、JR東日本は、平常運転に戻るには時間がかかるとしています。
JR東日本は午後5時半から記者会見を開き、陳謝した上で、原因究明に努めるとしました。
JR東日本の会見:
「2024年9月にも、走行中に連結部が外れて停車する事象が発生し、対策を講じてきたが、再びこのような事象が発生したことについて、極めて重大に受け止めています。(連結部に)破損等は認められていません。電気的な指令で分割をするので、回路の異常や端子のトラブルを含めて調査していく」