
入倉米穀・入倉一郎 社長
一方、コメの卸・小売りの業者はー
入倉米穀・入倉一郎 社長:
「備蓄米はどうなるか見当もつきません」
1日に5トンほどのコメを精米し、スーパー、病院、学校などに卸している茅野市の「入倉米穀」。倉庫には常時、300トンほどのコメを保管しています。
新米が出始めたころと比べると、現在の仕入れ値は2倍以上に。背景には、外食産業での需要の高まりなどがあり、備蓄米が放出されても、店頭の価格は大きくは下がらないとみています。

入倉米穀
入倉米穀・入倉一郎 社長:
「(価格は)多少は下がると思います、でも期待しているような金額に戻るかというとわからない。ここまで上がってきているので、それを昔のような値段に戻すということは、考えづらい。買った値段がありますので」
現時点で、備蓄米を仕入れるかは「未定」だという入倉社長。コメの価格を下げるには、生産量を増やすことが必要だと考えています。
入倉米穀・入倉一郎 社長:
「農業をちょっと保護してもらうような政策をしてもらうのがありがたい。やっぱり生産量を増やしていかないと、今のままじゃどうしようもない」