
「オレオレ詐欺」の寸劇
寸劇で詐欺被害防止をPRです。14日の年金支給日を前に岡谷警察署(長野県岡谷市)の警察官でつくる劇団が「オレオレ詐欺」の手口を紹介する寸劇を披露。高齢者に被害防止のポイントを伝えました。
「母親」役:
「もしもし警察ですか?実はきのう不審な電話がかかってきたんです」
12日、岡谷市の75歳以上が集まる交流会で披露された寸劇。演じているのは、岡谷警察署の警察官でつくる劇団「野うさぎ」です。
「NO詐欺」と掛けて、詐欺被害防止を啓発する寸劇の披露を2015年から続けています。
「息子」をかたる犯人役:
「俺のミスだから、ある程度俺が損失をかぶらなきゃいけなくなっちゃったんだ。
とりあえず、300万円なんだけど」
「母親」役:
「ちょっと、そんなに大金なの??」
12日披露したのは「オレオレ詐欺」の寸劇。女性の元に息子を装った犯人が電話をかけ、「仕事の損失を補填するため」として現金を引き出させる手口です。
県警によりますと、2024年1年間の県内の特殊詐欺の被害は、224件・およそ9億4800億万円。(前年比3件・約3300万円減)
このうち、オレオレ詐欺は81件・およそ6億4500万円と4割近くに上り、前の年からも増えています。(前年比22件・約4億1100万円増)
「息子」をかたる犯人役:
「これから『カネダ』って人が母さんに電話するから、その人に詳しいことを聞いてほしいんだ」
息子や、息子の会社の上司を名乗る人物が次々に電話をして、考える隙を与えないのも手口の大きな特徴です。
「息子」役:
「ただいま。あれ、母さん、どうした」
「母親」役:
「あなた入院したんじゃないの?」
その後、実の息子が詐欺に気づき、女性は被害に遭わずに済みました。
劇では、詐欺を見破るポイントも伝えました。
「警察官」役:
「まず相手の電話番号を聞いて改めて電話をかけますと言って電話を切るのがいいですね。電話を切ったら必ず誰かに相談しましょう」
劇を見た人(90代):
「実際に寸劇でやっていただくと『なるほど』と」
劇を見た人の中には不審な電話を受けたという人もー
過去に不審電話を受けた経験(80代)・
「実際こういう目に遭ったことあるものですから、(犯人の)声が、本当に次男の声に聞こえちゃうんです、恐ろしいことだと思いました」
身近に迫っている特殊詐欺の脅威。警察によりますと、詐欺に使われる電話の約6割が「国際電話」で、発着信を拒否する無料のサービスの利用も勧めています。
岡谷警察署・生活安全刑事課・小林夢子巡査:
「電話機の対策をして気を付けていくことがすごく大事になってきます。まず1回は怪しんでほしいですね。一旦、電話を切って冷静に考えてみるのが大事」