
ショコラベリー
特集はバレンタインデー商戦です。現在、チョコレートはカカオ豆の高騰「カカオショック」により、価格は上昇傾向。そこで、店側は価格を抑え、満足度も下げないよう工夫を凝らして商戦を迎えています。
■バレンタイン催事にイチゴ!?

国内外の71ブランドおよそ1000品が並ぶ「ショコラダムール」
(記者リポート)
「百貨店ではバレンタインの催事が始まっています。今年はイチゴを使った商品を多く取り扱っているそうです」
ながの東急百貨店で始まった「ショコラダムール」。国内外の71ブランド約1000品が並んでいます。

ショコラベリー(1280円)
実演販売しているこちらは「ショコラベリー」。フレッシュなイチゴにチョコレートを注いで食べます。
「ショコラベリー」を食べた客:
「チョコレートばっかり。ぼくチョコレート大好きなんだよ」
「冗談じゃなくて本当においしい!」
■カカオ品薄でイチゴ豊富に

イチゴを使ったチョコレート
バレンタイン商戦と言えば主役はチョコレートですが、今年はイチゴを使った商品を豊富に揃えました。これには理由があります。
ながの東急百貨店 営業部・児玉良太さん:
「世界的にもカカオの高騰が非常に全国的に影響が出ておりまして、カカオの品薄もあるので、イチゴをテーマとしてフルーツを使ったスイーツをイベントに盛り込んで、カカオ品薄で商品が少ないと思われないよう、マンネリ化を防ぐ意味で企画している」
■価格高騰「カカオショック」

カカオ豆
カカオ豆は主要産地の西アフリカで大雨や干ばつによる不作が続き、価格が高騰。その影響「カカオショック」が世界中に広がっています。
国内でも1月24日に発表された消費者物価指数を見ると、チョコレートは前年比で12.2%上昇しています。このため、出店しているブランド側も内容量を減らす、チョコレートでコーティングした菓子を充実させるなど、価格を抑える工夫がみられるということです。
ながの東急百貨店 営業部・児玉良太さん:
「内容量の変更、入っている粒の数を減らしたり、カカオを少しでも減らして、少し別の原材料を使って補填する動きが見られる」