
道の駅とよおかマルシェの新商品「豊丘産バナナ」のジェラート
特集は南信州産のバナナです。長野県豊丘村の男性が3年ほど前から趣味で栽培していて、道の駅がそのバナナをジェラートにしました。果たして、そのお味は?

バナナジェラートを食べる客
豊丘村の道の駅。地元の食材にこだわった人気ジェラート店に2月2日、新たな味が登場しました。
喬木村から:
「おいしい。(どんな味?)え、普通にバナナ」
伊那市から:
「めっちゃバナナの味がしておいしいです」
新登場したのはバナナのジェラート。しかも、バナナは「豊丘産」です。

道の駅に寄贈されたバナナ
中川村から:
「豊丘村でバナナを作ったんですか?」
南信州豊岡マルシェ・片桐明駅長:
「こんなにおいしく仕上がるとは感激です。自信を持ってお薦めできる商品。まさか本当にこんなに立派なバナナがなってるって知らなかったんです」

バナナを栽培している下山忠司さん
どうやって南国のフルーツを?
栽培した人を訪ねてみました。
案内された農業ハウスの中はぽかぽかと暖かく、大きな葉が生い茂り、まるで南国のようです。
バナナを栽培・下山忠司さん:
「こっちが9月ごろからなり始めたので、3月の初めには採れると思います」
栽培しているのは下山忠司さん(73)。3年前から栽培していて、現在、17本の木が育っています。
バナナを栽培・下山忠司さん:
「これはまあ、趣味でやってるので、会社とは全然関係なくて。私が全部出してやってますので、会社には迷惑かけていません」

知り合いからもらった苗を栽培
セラミック部品を製造する会社を経営する下山さん。栽培のきっかけは、会社の工場があるベトナムで見た光景でした。
下山忠司さん:
「そこら中にバナナがなってるんですよ。それを見て、豊丘村でできるかなって。やっぱり自分で作ったものを食べてみたいなと」
もともと観葉植物を育てるのが好きだったことや、70歳を過ぎて趣味を充実させたいという思いから、バナナ栽培にチャレンジ。
会社の敷地の一角に、およそ600万円かけてハウスを整備し、知り合いからもらった苗を育て始めました。ハウス内は20度以上に保ち、夏は毎日、冬は3日に1回程度、水やりをしています。
下山忠司さん:
「水とか肥やし、追肥はどうしたらいいのかわからなくて、インターネットで調べたりして、教えてくれる人いないし、自分で手探りでやった」