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ピンチ…全員で参加できるのか 世界大会出場の中学1年から高校2年までの「チアリーディングチーム」 アメリカへの渡航費が円安影響で高騰…募金など多くの支援で渡米にめど「目標は入賞、恩返しの演技を」

スタリオンズフラッシュ(1月18日、長野市芸術館)

特集はチアリーディングです。5月にアメリカで開かれる世界大会に出場する長野市のチーム。渡航に向けた資金集めが課題でしたが、多くの支援によってめどが立ち、1月18日、感謝の演技を披露しました。

長野スタリオンズ(1月18日、長野市芸術館)

小学生から社会人まで。アクロバティックな技を披露するのは長野市のチアリーディングチーム「長野スタリオンズ」です。

設立して10年。メンバーは50人ほどで5つのチームに分かれて活動しています。このうち、3チームが甲信越大会を勝ち抜いて2025年3月、全国大会へ。1月18日、壮行会を兼ねたイベントを開きました。

スタリオンズフラッシュ・山崎鈴花キャプテン(高1)

中学1年生から高校2年生までのチーム「スタリオンズフラッシュ」。実は、全国大会のあと、2025年5月、本場・アメリカで開かれる世界大会にも出場します。

スタリオンズフラッシュ・山崎鈴花キャプテン(高1):
「保護者の方々、支えてくださった皆さまに感謝しています。本当に多くの方々に支えられ、幸せ者だと思う」

実は世界大会出場には大きな課題があり、当初、チームを悩ませていました。

長野スタリオンズ・小林留美子監督

2024年3月の全国大会。「スタリオンズフラッシュ」は、全国6チームと演技の完成度・難易度を競い合いました。

結果はみごと優勝!同時に初の世界大会出場の切符をつかみました。

スタリオンズフラッシュ・松本美音さん(中2):
「緊張もあるけど、アメリカに行けることは光栄だし、演技するのがすごく楽しみです」

世界大会は年齢制限があるため、メンバーの一部入れ替えを余儀なくされた上、さらに大きな課題がありました。

長野スタリオンズ・小林留美子監督:
「これからの資金集めが本当に大変だけど、全くの未知で、1人何十万と、100万近くのお金がかかってきてしまう」

アメリカへの渡航費は円安の影響で高騰し、選手1人あたり70万円ほど。工面できなければメンバーが欠けてしまう可能性もありました。

そこでチームは募金活動や、クラウドファンディングを開始。保護者も企業を回り支援を呼びかけました。

その結果、クラウドファンディングは、2カ月で目標金額200万円を大きく上回る300万円余りが集まり、他にも50社以上の企業が支援を申し出てくれました。

渡航費用は1人30万円から40万円ほどとなり、付き添いの保護者を含め、アメリカ行きのめどが立ったのです。

長野スタリオンズ・小林留美子監督:
「数人、渡航費がかかるので行けないという子がいたんですけど、誰1人かけることなく行けるということが、とても幸せな子どもたちだし、幸せなチームだなと、とても感謝しています」

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