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温泉につかる「スノーモンキー」多くの外国人客 昨年度は25万人、今年度は上回るペース バス待合所を開設 総工費4600万円 観光庁のオーバーツーリズム対策の補助金を活用

「スノーモンキー」地獄谷野猿公苑 長野県山ノ内町

温泉につかるサルで人気の長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑。2025年も「スノーモンキー」を求めて連日、多くの外国人客が訪れています。客足が増える中、町は、より快適に楽しんでもらおうと、バスの待合所を新設するなど整備を進めています。

温泉につかって気持ちよさそうなサル。山ノ内町の地獄谷野猿公苑です。雪が積もった中で温泉につかるサルの姿は「スノーモンキー」と呼ばれ、外国人客に大人気。

1月17日も大勢が訪れていました。

オーストラリアから:
「美しく、ここでしか見られない光景で素晴らしい」
「自然の中でこんなかわいいサルを見られてよかった」

2023年度、公苑を訪れたのは約25万人。2024年度はそれを上回るペースで推移しているといいます。客足が伸びる中、町が進めているのが、受け入れ態勢の強化です。

山ノ内町・平沢岳町長:
「これでだいぶ快適にバス待ちができますね」

公苑の最寄りのバス停留所に開設された待合所。停留所では頻繁にバス待ちの行列ができますが、これまで雨や雪をしのげる待合所がありませんでした。

山ノ内町・平沢岳町長:
「スノーモンキーで地獄谷野猿公苑が世界的に有名になり、ほっておいても人がじゃぶじゃぶ来る状況なので、快適性の向上、受け入れ態勢の整備で、町民に迷惑がいかないようにすることも重要」

総工費は4600万円で、観光庁のオーバーツーリズム対策の補助金を活用しました。

広さは約80平方メートルで、チケットの券売機のほか、トイレ8基も整備しました。外にはごみ箱も設置し、観光客の増加で問題となっていたトイレ不足やごみのポイ捨ての解消にもつなげたいとしています。

山ノ内町・平沢岳町長:
「観光地って口コミだと思う。スノーモンキーに行く道中も観光客が快適に楽しんで、いい思いをして帰ってもらえることが一番。(整備が)顧客満足度の向上につながっていく」

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長野放送ニュース

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