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御嶽山で火山性地震が増加 噴火警戒レベルを「2」に引き上げ 気象台「ゆっくり地震回数が積み重なることは今まであまり例がない」

御嶽山

気象庁は、御嶽山で火山性地震が増えているとして、噴火警戒レベルを「2」の火口周辺規制に引き上げました。麓では、登山道の近くに看板を設置し、注意を呼びかけています。

気象庁によりますと、御嶽山では2024年12月中旬以降、山頂付近を震源とする火山性地震が徐々に増えていて、1月16日は27回、17日も午後3時までに10回観測されたということです。

火山活動が高まっていることから、16日夜10時に噴火警戒レベルを「2」の火口周辺規制に引き上げました。火口から概ね1キロの範囲で、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。

火口から3キロほどの場所にある王滝村の御嶽スキー場は、登山道の近くに注意看板を設置しました。

御嶽スキー場・家高里加子支配人:
「スキー場の区域は(火口から1キロに)入っていないので今のところ、通常営業させていただいている。日ごろ訓練も行っているので万全にしている」

木曽町と王滝村の登山道は現在、冬季閉鎖されています。

県も各部局を集めた警戒連絡会議を開きました。登山届の提出がないことなどが報告され、火山活動を注視しながら落ち着いて対応していくことを確認しました。

長野地方気象台の火山防災官:
「ゆっくり地震回数が積み重なることは今まであまり例がないということで、地震しか起きていないということだが、他の現象が出ないかを注視して、監視している」

御嶽山の噴火警戒レベルが「2」となるのは、2022年6月以来です。

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